村松千裕選手 2023年8月 活動報告
8月は、DUFFEL(ベルギー)15000ドル、WANFERCEE-BAULET(ベルギー)15000ドル、Trieste(イタリア)25000ドル、Vienne(オーストリア)60000ドル、Skopje(マケドニア)40000ドルの5大会に出場しました。
怪我をしてから4ヶ月ぶりの試合でしたが、痛みが出ることなくしっかりと5週間戦い切れたことはまず本当に良かったです。
今回は1人での遠征だったので、自分で色々考え試行錯誤するのは難しさを感じることもありましたが、それが今の自分にとってはとてもプラスになったと思いました。
そして、ヨーロッパの選手のレベルの高さや、フィジカルの大切さなどを今まで以上に自分自身ですごく感じられた遠征でした。
何より、今までヨーロッパのクレーコートで戦ってきた中で、1番やり合えていると感じられたことは大きな収穫でした。
5週間で14試合と試合を沢山でき、沢山学ぶことができました。怪我をして試合に出場できていない期間に取り組んでいたことが試合で出せた時は、そこで初めて成果を感じることができました。毎日同じことの繰り返しだったり、細かいことだったりと、嫌になりそうな時もありましたが、やってきて良かったと思うことができました。
それと同時に自分が120%で戦っても、トーナメントを勝ち続けることはとても大変なことで、まだまだ色々なことが足りないと感じました。テニス以外でも、フィジカル的にはもっと強くならないといけないし、体に対しての自信は試合を戦う上でとても大切だと感じました。
メンタル面では自分らしいしつこさを出せて勝ちに繋げられた試合は自信にすることができましたが、まだまだハングリー精神が足りない部分も痛感させられたので、この経験を忘れずにやっていきたいと思います。
ヨーロッパでしっかりと勝ち進んでいける実力をつけていきたいと思いました。
そして今回、目の前の勝ちだけではなく、上を見て自分のテニスをもっと良くしていくために取り組んでいくことに楽しみを感じながらやることも、続けていく上で大切なことなのかと、プロ生活をしていて初めて少し感じられました。
村松 千裕