村松千裕選手 2020年1月 活動報告
1月は、Bendigo(オーストラリア)25000ドル、全豪オープン、Burnie(オーストラリア)60000ドルに出場しました。
結果は1大会目がシングルス本戦ベスト8、2大会目が予選2回戦、3大会目がシングルス本戦ベスト8、ダブルスベスト8でした。
元旦にオーストラリアへ出発して前哨戦が行われる予定だったCanberraに行ったのですが、山火事の影響で会場がオーストラリアのBendigoというところに移動になり、着いて早々飛行機と電車で移動になりました。飛行機が着陸した瞬間から煙の臭いがすごくしました。状況は聞いていましたが、そこまでになっているとは思っていなかったので驚きで、場所が移動になるのも今までで初めての経験でした。1大会目は全豪オープンの前ということで25kの中でもレベルが高く、予選からの出場でした。試合の相手も内容も色々違う中で計5試合することができて、全豪オープン前にとても良い準備ができたと思いました。
今回の全豪オープンは、ジュニア以来の出場でプロになって初めての四大大会でした。ジュニアでは悔しい思いをしたので、プロになってまずこのグランドスラムの舞台で、もう一度プレーすることを目標にやってきました。出場が決まった時はまだ実感が湧きませんでしたが、実際に会場に行ったらやっと戻ってこれたという気持ちになりました。プロ活動を初めて3年間、なかなか思うような結果が出なくて悩んだことのほうが記憶に残っていますが、負けても負けてもやり続けることで、少しずつ這い上がっていけていたんだと今になって思うことができました。予選1回戦は、前哨戦で対戦して勝ったばかりの相手で、チャレンジャーの気持ちではやりにくかったですが、自分が上手くいかない中でも、勝ちたい気持ちを最後まで強く持って、接戦をものにできたので本当に嬉しかったです。今までの経験を大きな舞台でしっかり生かせたことも自信になりました。毎試合の少しずつの積み重ねがとても大事だと感じました。現地で応援して下さったり、沢山の方にお祝いのメッセージを頂き、改めて、それを力にして頑張りたいと強く思いました。
2回戦も接戦で負けはしましたが、しっかりとやり合えたことで、今の自分で通用する部分と足りないところを感じることができました。本戦選手の試合を見て、もっと実際にグランドスラムでプレーをして、本戦で活躍できるようになりたいという思いが、より強く明確になったので、常にここで勝つためにはどうしたらいいかを頭においてまた積み重ねていきたいと思います。
全豪オープンが終わった後、次の大会までに少し期間があったので、日本には帰らずに1週間ほど練習したり、試合を見たりしながら過ごしました。本戦選手の試合を間近で見て、「自分ももっとこうなりたい」という向上心がすごく出てきました。試合を回っているとどうしてもランキングをあげたい気持ちが強くなって、今の自分を守ろうとしてしまいがちでしたが、まだまだ上を目指して変わることを恐れずにチャレンジ精神で頑張っていこうと思います。
村松 千裕