村松千裕選手 2019年7月 活動報告
７月は、イタリア25000ドル2大会と、ドイツ25000ドル1大会、ポーランド25000ドル1大会に出場しました。
昨年同じ時期にフランスのクレーコートの試合で結果を残すことができなかったので、今年はここで勝って、ランキングを上げたいという気持ちが強かったです。しかし、自分が目指している、思い描いているプレーがなかなかできず、苦しい期間になりました。いつもはそこまでの時間はかからずに修正できることも、今回は答えに辿り着かず、自分でもなぜなのかわからない状態が続いていました。その中でも、ダブルスでは試合をしていく度に、新しいことを学んでいき、イタリアのBiellaで準優勝、翌週のTorinoでは優勝することができました。ダブルスは準優勝が多かったので、今回優勝できたことはとても嬉しかったです。ダブルスをシングルスにも生かしてなんとか勝利したいという気持ちでした。
最後の1週を残した時点で、自分の中でまだ解決はされていませんでしたが、試合の前日練習で、ひらめいたことがあり、この4週間のことを整理し、気持ちの持ち方も変えて、1回戦に臨みました。完璧ではありませんでしたが、それが試合で上手くいき、1回戦を勝利することができました。シングルスの連敗から抜け出せて、素直に嬉しいという気持ちでした。内容はどうであれ、試合に勝ったことに久しぶりに喜ぶことができました。次の2回戦も勝ち、結果はベスト8でした。
結果だけを見ると、悔しいという思いですが、この1カ月のことを考えれば、最後に自分で糸口を見つけ出せたことは、本当に良かったと思いました。
ポーランドは初めて行く国で、1人だったので少し不安はありましたが、英語を話せる人が多く、ホテルでは親切にしてもらいました。行ったことのない場所に行くことは、色々な発見があって面白いなと感じました。
来月は、中国の25000ドルに2大会と60000ドルに1大会または2大会出場予定です。
コートサーフェスや環境も変わりますが、上手くいかなくなった時はこの1カ月間のことを思い出して諦めずに頑張りたいと思います。
村松 千裕