村松千裕選手 2017年6月 活動報告
6月は、有明国際$25,000とフランスの$25,000の試合に2大会出場しました。 有明国際は久しぶりの日本の大会でしたが、結果は予選敗退でした。テニスは良くなってきていましたが、要所を取りきれないことなど、試合に勝つために足りないことは沢山ありました。そこをカバーできるようなしっかりとした実力をつけていくことも必要だと感じました。
フランス遠征ですが、事前合宿を日本で5日間行い、クレーコートでの戦術や新しい技術を学ぶことができました。1週目のMontpellierのシングルス予選は、合宿でやったことが少し実践できた感じがありましたが、本戦になってレベルが上がると、相手のミスの量も減り、試合中、自分の考え方がぶれてしまいました。そうなると、自分の調子の悪さに気がいき、その日勝つためにやるべきことが100%出せずに終わってしまい、負けたという結果以上に悔しい気持ちでした。ダブルスでは、スペインの選手と組み準決勝まで進みましたが、最後の試合はやることがはっきりせずに負けたので、そこが今の私にとって試合の鍵になるのだと思いました。2週目のPerigueuxのシングルスは、試合に勝とうとするのはもちろん、1週目のような負け方は絶対になしにしようと思って臨みました。移動翌日が試合となりタフなスケジュールでしたが、予選1回戦は、相手のことを1番に考え、試合の終盤になるにつれてプレーの質を自分で上げていけて勝てたので、次に繋がる試合になったと思いました。予選決勝は、チャンスが十分にあった中で、勝ちをつかむことができませんでした。技術的な課題もありましたが、それ以上に、大事なゲームを取り切れなかったり、攻めていく意識が足りなかったり、また本当に少し気を抜いただけで勝ちが自分の手から離れていってしまうということを改めて感じました。
試合でまだまだ噛み合わないことが沢山ありますが、この1ヶ月で新しい考え方を学べたことは、自分にとって大きな収穫になりました。 トレーニングやウォーミングアップの方法も新しいことを教わり、毎日の良い習慣になったので、今後もしっかり続けていきたいと思います。 7月は、フランスでもう1週$25,000の試合に出場し、2週間練習の後、ドイツの$25,000の試合に出場予定です。
村松 千裕